第322章今すぐ習慣を身につけよう

アドリアンの家に着いてようやく、九時に直接オフィスへ来いと言われていたのを思い出した。

脳がショートしたみたいだった。私は生まれつき働きづめの馬なのだろうか。

まあいい。もうここまで来てしまった。今さら引き返したところで意味はない。

リビングに入り、食事の用意や家の用事を取り仕切るつもりで動き出す。

クローゼットへ向かう途中、寝室の前を通りかかったとき、扉がわずかに開いているのに気づいた。

反射的に中をのぞくと、ベッドは空だった。

もう少し確かめたくて扉を押し開ける。ベッドは、一週間前に荷造りを手伝ったときのまま、きっちり整えられている。

昨夜、帰っていない……?

セレナは少し...

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